強迫性障害に勝つ│知っておきたい症状と解決方法

高い治療効果

診察

認知行動療法で治療

強迫性障害の治療法の1つ目である認知行動療法は、人間のものの見方や現実の受け取り方を変えていく治療法です。認知の仕方を変えることで、強迫性障害の原因である強い不安やこだわりを軽減し、脅迫行為が少なくなるようにしていきます。認知行動療法の方法としては、例えば外出時、鍵を締めたか不安になっても、いちいち戻らないようにするとか、何か物を触ったりした時、汚れた物を触って、手が汚れたと思わない、手を洗いに行かないという事を繰り返すことで、強迫性障害の症状である強迫観念と脅迫行為をしなくなるようにしていきます。

薬物療法も有効

強迫性障害に悩んでいる方は、強い不安や抑うつになっていて、精神状態が不安定なことも多いです。認知行動療法に入る前に、薬物療法により精神状態を安定させて、そこから次の治療法に移るのが一般的です。認知行動療法で処方される薬は、セロトニン再取り込み阻害薬であるSSRIです。数種類の薬が日本では使用されていて、それぞれ効き方や副作用の程度が異なるので、最初は少しずつ様子を見ながら服用することになり、もし副作用が強かったり、効き方が悪かったりすれば、主治医と相談しつつ薬を変えていくことが必要になります。

フォローする側の対応

強迫性障害の治療には、これを治そうという強い意志が必要です。薬物療法では、大量の抗うつ剤を服用する不安や、副作用で不快な思いをすることもあるでしょうし、認知行動療法では、自分の心の中の不安や恐怖と立ち向かう事が必要で、くじけてしまいそうになります。更に、本当に症状は改善されているのだろうかと不安に思うこともあるでしょう。でも、強迫性障害を治療するためにこれらは必要なことです。不安なことや治療方法の不明な点は、主治医の先生と話し合いながら、根気強く続けていくことが必要です。

強迫性障害の治療は、長く辛いものになる可能性が高いので、周りの方のフォローが大きな支えになる可能性もあります。しかし、フォローの仕方を間違ってしまうと症状が悪化してしまう可能性もあるので、医師と相談するなどの方法で正しい知識を身につける必要があります。精神疾患のフォローをする時には、良かれと思って行った行動が状況を悪化させてしまう例も珍しいことではありません。